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2024年10月23日
本格商戦を迎えた包装もち市場
受注締切日を設定し1年の鏡もち
年末を控え、包装もち業界は本格商戦を迎えている。特に鏡もちは昨年、受注締め日を10月末に設定した。早期に受注を締め切ることで生産計画の精度を向上させ、廃棄ロスの削減を目指すもので、大きな実績を残すことに成功した。
包装もち市場は、メーカー出荷額で約440億円の規模と推定される(本紙調)。新潟に本社を置くサトウ食品、越後製菓、うさぎもち、たいまつ食品の4社が業界大手とされ、合計シェアで8割超を占める。
サトウ食品の包装餅のシェアはサトウ食品が33.1%でトップシェアを継続し、うさぎもちを加えたサトウ食品グループのシェアは49.7%でシェア半数を占める。包装もちは「ながモチフィルム」(鮮度保持剤なしでつきたての美味しさを24か月保持)に代表される独自の強みを活かした提案販売や、様々なもちの食し方提案による通年需要の喚起を推進。「ながモチフィルム」の特徴を紹介するテレビCMや、「サトウの切り餅いっぽん」のスティック形状を活かした様々な食し方を提案するテレビCMを継続的に放映。人気動画クリエイターとタイアップした動画配信なども積極的に進めている。
越後製菓の今期施策は、シェアトップ鏡もちで持続的な環境づくりに向けた取り組みを強化。再生PETやバイオマス容器を採用し、プラスチック使用量をさらに削減する。また、今年も岡田ひとみ監修の「かわいいお鏡餅」をラインアップ。子どもに鏡もちを知ってもらうことで未来に繋げる取り組みを推進する。
▼以下略
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