日刊食品通信 記事詳細

バック
ナンバーへ
日刊食品通信
2016年11月1日

秋冬商品動向


紅茶、カテゴリーに広がり

 11月に入り嗜好飲料が需要期を迎えた。11月1日は「紅茶の日」で、市場も本格シーズンに入る。紅茶市場はここ数年安定した規模で推移しているが、今年は商品周りや市場の構造で新たな変化が起こっている。紅茶はコーヒーと比較され、「話題が少ない」などといった厳しい声も聞かれるが、今年は新しい提案が増加。現在の市場動向や消費トレンドについてまとめる。

 家庭用の紅茶はティーバッグ、リーフ、インスタントの3カテゴリーで構成。2010年頃からスティックのインスタント商品が拡大したが、この2年ほどは規模が縮小。輸入量は年間約1万6,000トンとほぼ横ばい、15年の市場は4%程度のマイナスとなったが、今年は家庭用の包装紅茶、工業用(飲料原料用)が微増で、インスタントはマイナスとなりそうだが全体としてはプラスの着地見通し。

 今年の市場傾向は、①カテゴリーの拡張(ハーブ、ルイボス) ②新機軸の登場(国産、ノンカフェイン) ③飲み方提案—など、定番商品以外の広がりが見られる。国産紅茶やカフェインレス商品は、ここ数年徐々にアイテムが拡大。カフェインレスは、インスタントに加え、今春「日東紅茶」「トワイニング」がティーバッグを発売。国産紅茶は地元の特産品として売られてきたが、「日東紅茶」「純国産紅茶」などNBにも広がりつつある。今年は飲料商品で伊藤園「TEAs’ TEA NEW AUTHENTIC 日本の紅茶」、ポッカサッポロ「知覧にっぽん紅茶 無糖」が発売され、知名度も一段と上がることが予想される。


▼以下略

サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します

  • お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
  • 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。
ホームページからのお申し込みフォーム

電話からの
お申し込みはこちら

バックナンバーへ

媒体紹介へ