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2024年9月27日
8月首都圏酒類卸商況、1%増
ゲリラ豪雨が業務用を直撃
8月の首都圏酒類卸商況は101%と推定。ゲリラ豪雨で外食需要が影響を受け、特にお盆明けの後半はブレーキがかかった。業務用は103%程度。家庭用は前年並み。数量ベースでは前年割れ、値上げ効果で金額ベースは前年超えという状況も見られた。
ビール類は98%。ビールは103%。引き続き「晴れ風」がオン。ブランディングが奏功する「黒ラベル」や「赤星」が順調に伸びている。「SD」スマート缶はファンが“ジャケ買い”。エコノミーは88%。指名買い需要に応える姿勢。RTDは108%。「いいちこ下町のハイボール」好調。日本酒は95%。酒ハイは反応が分かれるなか、認知拡大が当面の動き。酔鯨PB「素」がよいとの声も。焼酎甲類は前年並み。焼酎乙類は95%。全体的に厳しいが、「CHILL GREEN」好調。黄金千貫に代わるジョイホワイトやみちしずくを使用した「晴耕雨読XX」が一部で人気。ワインは105%。輸入高価格帯がけん引。国産は難しい状況。ウイスキーは108%と引き続き好調。大容量~高価格まで人気。スピリッツは若年層にも親しまれ、「ライフスタイルや自分の好きな飲み方に合わせてアレンジできるため好まれている」(卸筋)。ジンはRTD缶との相乗効果も。テキーラは好調を継続。特にプレミアムが出ている。ウオッカ「ベルヴェデール」「シロック」も。余談だが、大リーグでドジャースが大谷翔平による10打点の大活躍でポストシーズン出場を決めた試合後にロッカールームで乾杯を行うシーンでは、テーブルにウルトラ・プレミアム・テキーラ「クラセアスール」が置かれていた。
▼以下略
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