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2024年9月26日
喫食機会増加に向け「シチュー」の魅力向上
秋冬の風物詩ともいえるメニューである「シチュー」が近年、苦境に立たされている。平均気温が高くなるにつれて、シチューの食卓登場時期が年々遅くなっていることが主因だ。
今年の日本の夏(6~8月)の気温は全国的に平年を大きく上回り、シチューが食卓に登場した機会は昨年に比べて低下した。9月に入ってからも厳しい暑さが続いており、残暑が長引くことが予想されている。また、クリームシチューは日本で生まれ、家庭で進化した「ガラパゴスメニュー」であり、外食からのトレンド、トピックス、話題が少ないという側面もある。
気温の影響のほか、消費者意識や環境の変化によってシチューの喫食機会が減少していることを受け、各社は今秋、シチューの魅力向上・活性化に向けて動いている。
ハウス食品は8月、12年ぶりとなる大箱ルウシチューの新ブランド「休日のシチュー」〈クリーム〉〈ビーフ用〉を発売。市場のボリュームゾーンである成熟家族に向け、“軽やかな風味”と“満足感”を両立したコクがあるのに重くない「大人が楽しめるシチュー」を開発。〈クリーム〉は軽やかなミルクとブイヨンの風味、〈ビーフ用〉はトマトや香味野菜の軽やかな風味が特徴。10月以降をシチューシーズンと位置付け、テレビCMを放送して注力していく。
エスビー食品は8月に「濃いシチュー」の味わい・パッケージをリフレッシュ。〈4種のチーズ〉は4種類の明治北海道十勝チーズをブレンドし、まろやかで濃厚なコクを表現した。
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