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日刊食品通信
2024年9月18日

揖保乃糸春夏商戦、単品が好調推移


来シーズンに向け価格改定を実施

 (大阪)兵庫県手延素麺協同組合は専門紙向けに春夏シーズンの概況を説明。また来シーズンに向け、5%の価格改定を実施する。

 2024年8月期の主力「上級品300g」の出荷は155万箱弱(9kg換算)、前期比約4%の伸長となった。井上 猛理事長は「昨生産期の生産数量に対して4%増の出荷量は想定内に収まってはいるが、今年の出荷が昨年より5.5万箱増えたことで販売在庫は過去40年間で最も減少している状況。専用倉庫で1年間熟成させて出荷する『ひね』についてはギフトが厳しかったことで在庫は足りていたが、8月後半のテレビ番組で取り上げられたことで需要が高まっている。在庫が逼迫するなかではあったが、販売の最盛期を主力の『上級品300g』の需要増に対して供給を切らすことなく前期を終えられたことはよかった」と総括した。

 10月から始まる秋冬の生産期については、「販売した分をどう生産していくかを考えていかなければならない。持続可能な供給体制を作っていくためにも、後継者育成に対する投資を促していく。安定した生活ができることに重点を置き、安心して就業してもらえるよう、賃金アップや作業スペースの拡張、機械の導入などにより各生産者の生産量の増強を図るとともに、設備投資をすることで、高齢化しても廃業することなく次の世代に繋げていける環境を作りたい。ものづくりを受け継いでいくことが大事」とした。

 

▼以下略

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