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2024年9月13日
8月の流通菓子出荷、6%増(本紙調)
好調チョコレートも原料調達が不安材料に
日刊経済通信社推計による2024年8月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、5カテゴリー(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)合計で前年同月比106%と11ヵ月連続で前年を上回った。
9月後半から本格化する秋季商戦前に、連日の猛暑により菓子全般で苦戦が予想されたものの、全5カテゴリーとも好調に推移。なかでもキャンディ、ビスケットが伸長した。チョコレートも7月に続き、ソリッド系が伸長し、ロッテ「ガーナ」、明治「ミルクチョコ」のスタンダードタイプ、明治「チョコレート効果」、森永製菓「カレ・ド・ショコラ カカオ70」、江崎グリコ「GABA」のハイカカオ・機能性タイプが伸びている。ただ、原材料のカカオ豆の世界的な高騰に加え、ガーナ、コートジボワールのアフリカの2大生産国の収穫量減少で、一部アイテムは供給が追い付かず割り当て出荷や休売となるなど、秋冬商戦を前に販売計画の見直しを余儀なくさせられそうだ。
好調が続くビスケットは、7月に続きパッケージビスケット(箱物)、大袋とも伸長。キャンディは、ハードキャンディで塩系、グミはハード食感系を中心に飲料系フレーバーが伸長。チューインガムは、デンタル系・エチケット系とも好調に推移した。
本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で105%と推定。ソリッドチョコは110%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは104%。センターアソートは105%。ナッツチョコは96%。チョコスナックは104%。大袋は102%。小粒・子どもチョコは110%。
▼以下略
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