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日刊食品通信
2016年10月28日

日清粉、米ミラーM社のサギノー工場を増設


海外生産能力が国内を上回る

 日清製粉グループの日清製粉は27日、新経営計画「NNI-120Ⅱ」の一環として、海外子会社のMiller Milling Company, LLC(ミラー・ミリング・カンパニーLLC)のサギノー工場(米・テキサス州)に新ラインを増設し、同工場の生産能力を約70%増強すると発表した。

 日清製粉は、12年にミラー・ミリング・カンパニーLLCを買収し米国に進出して以来、提案型営業の推進や安定した品質の小麦粉供給力を活用し事業を拡大。14年にはテキサス州、カリフォルニア州、ミネソタ州にある4製粉工場を取得、現在6工場を保有する米国第4位の製粉会社(シェア6%)となっている。ミラー・ミリング・カンパニーLLCの保有する6工場のうち、サギノー工場が商圏とするテキサス州は人口伸長率が約1.5%と高く成長市場のため、今後の生産能力不足が見込まれる。そのため、同工場に新ラインを増設し、テキサス州での供給体制を強化、更なる事業拡大を目指す。同時に、カナダ子会社であるロジャーズ・フーズを含めて北米の事業基盤の拡大に取り組む意向。海外事業本部の今西昭彦海外事業推進グループリーダーは、「同工場は、テキサス州の人口伸長率以上に出荷が伸びており、業務用の製パン向けの新ラインを増設する。本増設により海外工場の生産能力は8,300tとなり、国内の8,100tを上回る」と述べた。

▼以下略

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