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2024年8月30日
7月首都圏酒類卸商況、2%増
業務用一巡後も伸びしろあり
7月の首都圏酒類卸商況は102%と推定。営業日が前年よりも多かったことも影響。業務用は卸でバラつきがあるものの堅調で106%程度。「伸びしろはまだまだある」との声も。家庭用は微減~101%と落ち着きが見られる。
ビール類は101%。ビールは104%と好調。「晴れ風」がオン。「黒ラベル」は長年のブランディングが若年層に好まれている。祭り需要で「トリプル生」が出た卸も。エコノミーは95%ほど。RTDは引き続き好調で104%。無糖系が堅調にけん引するなか、「未来のレモンサワー」「GINON」も好調。お茶割りの市場拡大に期待する向きも。日本酒は1ケタ減~前年並み。酒ハイはまず認知度拡大から。酒ハイ用「松竹梅 瑞音(みずおと)」(10月発売)の動向に関心あり。焼酎甲類は101%。大きな変動なし。焼酎乙類はボタニカル系麦焼酎「CHILL GREEN」(濱田酒造)が一部卸で好調。「酒屋が選ぶ焼酎大賞」で3年連続大賞の芋焼酎「GLOW」(若潮酒造)も問い合わせ増。ワインは輸入が伸びて110%。「ペリエ ジュエ」が好調。国産は落ち着き。今年は天候の影響のほか鳥害もあり、日本ワインの原料不足が懸念される。ウイスキーは115%と好調を維持。業家とも、いずれの価格帯も伸びている。スピリッツは「クエルボが絶好調」という卸が数社。「バカルディラム」も良好。ノンアル・低アルはシロップ「モナン」好調、ビール系「ヴェリタスブロイ」「龍馬」好調。
8月は前半が好調も、お盆明けには停滞。前年並み~1ケタ前半での着地を目指す。地震や台風の影響による配送の遅延も聞かれている。
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