キリンビールは21日、本社会場とオンラインで「KIRIN Premium ジンソーダ 杜の香」新商品発表会を行い、マーケティング部の松村孝弘RTDカテゴリー戦略担当カテゴリーマネージャーと、茶木香保里商品開発研究所中味開発グループ主務が、同新ブランドの開発経緯と特長について、骨子次の通り説明した。

　〈松村氏〉＝踊り場の22年を経て、RTD市場は23年から再び増勢に転じ、今年１～７月は前年同期比105%ペースで推移している。背景には、コロナ禍で家庭での食中酒が定着する中、雑味のないクリアな味、甘くない、食事に合う、などへの期待が高まっていることがある。

　甘くないRTD市場は今１～７月で116%と好調だが、その飲料者2,500万人超に対して、原酒ソーダ主飲者は未だ159万人にとどまっており、原酒ソーダユーザー拡大の可能性は大きい。さらに、原酒ソーダの中心はウイスキーソーダで、お客様はウイスキーソーダの他にも、色々な選択肢に期待している。

　そうした中で、国内ジンの販売量は10年で2.2倍に拡大し、RTD化によるジンのライト化・ソフト化に大きなチャンスが期待できる状況にある。キリンでは、新しいRTDに期待されるキーワードは“スッキリ甘くない×本格的・こだわり×ピュアさ・癒し”であると判断、「 杜の香」ブランドを開発、商品化した。

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