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日刊食品通信
2024年7月18日

上期ビール類販売、エコノミー缶が下押す


業務用増勢と新製品でビールは全容器増加

 本紙が行った今上期(1~6月)のビール類容器別販売実績調査では、びんと業務用樽がぞれぞれ前年同期比103.9%、101.4%と伸長した反面、最多ボリュームの缶が96.3%と下押しし、全容器では97.5%の1億5,009万箱にとどまったことが分かった。(ビール大びん換算)

 構成比5.6%(前年同期5.3%)のびんは、大びんは前年同期比98.5%の218万箱(構成比1.5%)と減少したが、中びんが107.5%の554万箱(3.7%)と伸長し、びん計では844万箱となった。また、業務用樽は2,476万箱で、構成比は16.5%(前年同期15.9%)。いずれも飲食店需要の増勢を反映した。

 一方、構成比77.9%(前年同期78.9%)の缶は、350mlが前年同期比97.1%の7,993万箱(構成比53.3%)、500mlも94.4%の3,591万箱(23.9%)と、ともに減少し、缶計では1億1,690万箱だった。缶ビールは新製品が上乗せして2ケタ伸長したが、エコノミーカテゴリー(発泡酒と旧新ジャンル)の大幅減少が響いた。

 前年同期比107.1%の8,072万箱となったビール単体では、びんが104%の844万箱(構成比10.4%、前年10.8%)、業務用樽が102.3%の2,374万箱(29.4%、30.8%)、最多ボリュームの缶も110.2%の4,854万箱(60.1%、58.4%)と全容器がプラス。

 内訳は、大びんが前年同期比98.8%の218万箱(構成比2.7%)、中びんが107.5%の554万箱(6.9%)。350ml缶が110.6%の3,332万箱(41.3%)、500ml缶が109.4%の1,449万箱(18%)。

 なお、前年同期比88.3%の6,937万箱だったエコノミーカテゴリーは、ほぼ全量(98.5%)が缶となっている。

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