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2016年10月25日
「和ラー」初週800万食出荷(サンヨー食品)
「カップでもサッポロ一番級を」篠原取締役
サンヨー食品の篠原幸治取締役マーケティング本部長は22日、「大々陳フェア」(別掲参照)にあわせて業界専門紙との懇談会に応じ、「新ブランド『和ラー』(10月17日発売)は1週間で高水準の800万食を出荷した。SNS等の反応をみても味に対して高評価を得られている」と手応えを明かし、「今後はカップめんで『サッポロ一番』に匹敵する新ブランドの育成にチャレンジする。競合商品の追随ではなく、従来にないコンセプトで新しい需要を開拓していきたい」と展望を語った。
14年夏に日本コカ・コーラ副社長から移籍して以降、「まずは強みである『サッポロ一番』の基盤固めに取り組んだ。当社の袋めんシェア(インテージ調べ)は直近で24%と過去2年で6%上昇、トップの座を磐石にできた」とする一方、「袋は市場が直近で9%減と苦戦。世帯人員の減少や味の好みの多様化で、5食パックがニーズに合わなくなっている。課題解決に取り組んでいきたい」と話した。
「和ラー」は、自身が入社2ヵ月後から本格的に構想をスタートさせ、15年6月に商標登録して準備を進めてきた。独自の特許技術も導入し、専用ラインで製造している。コンセプトを「醤油、味噌、豚骨など一般的なラーメンとは異なる。地方に根付いている美味しさをラーメンにアレンジするもので、定食屋を利用する需要の代替なども期待。おにぎりの隣で販売することも推奨している」と説明し、「第1ステップの店頭化は成功した。継続的な広告宣伝や商品投入で市場に定着させていきたい」と語った。
▼以下略
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