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日刊食品通信
2024年7月16日

上期の酒類卸売商況、ビールが好調


RTD、ウイスキーもプラス

 2024年1~6月の全国酒類卸売商況は、ビール、低アル・RTD、ウイスキーが好調に推移した。一方で清酒、焼酎甲類、本格焼酎、ワイン、発泡酒、ビール類新ジャンルは実績を割った。

 ただ、ビールやウイスキーの好調ぶりも、あくまでも前年との比較での話であり、大卸からは「コロナ前の数字との比較ではビールはどうにか7がけを少し超えたぐらいの水準。既存店の数字も悪くはないのだが、チェーン系居酒屋を中心に絶対店舗数の減少が数字に反映されてしまう」という。

 また複数の業務用酒販店から、「個人店の居酒屋や洋食系、カジュアルイタリアン・フレンチ、中華・アジア系など繁盛店の数字はコロナ前を超えている店も多い。ビールやウイスキー、泡もの系ワインも好調。酒類での飲み方提案(クラフト・輸入ウイスキーやジン、香り系本格焼酎の炭酸割りほか)にも意欲的な店も多い」。

 昨年来のナイト系でのテキーラ人気も変わらずで、ここからの派生か、「メキシコ料理やスペインバルでの導入要請が出てきている」という。

 上期の酒類種類別の概況は、ビールは各社とも数字は好調。2ケタ伸長やこれに近い数字も2社。西エリアでは「サントリートリプル生の攻勢が目立ち、数字もついてきた」と複数卸から。一方で「ウイスキーも増やして欲しいところだが、そうはいかないようだ」との本音も。

 RTDはビール系各社はプラス。アサヒは「未来の」の関東発売で6月単月は120%超え。上位2社はサントリー、キリンとも続伸。

 

▼以下略

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