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日刊食品通信
2024年7月12日

6月の流通菓子出荷、1%増(本紙調)


ムクチョコ、店頭価格上昇後も好調続く

 日刊経済通信社推計による2024年6月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、5カテゴリー(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)合計で前年同月比101%と5月までの伸びは見られなかったものの、9ヵ月連続で前年を上回った。平年に比べて気温が高かったことや九州や関東以西で雨量が多かったため観光地での販売が伸び悩んだものの、ビスケット、キャンディは好調を持続した。

 チョコレート、スナック菓子は、明治、カルビーのそれぞれのカテゴリートップメーカーが価格改定を実施。特に、原料カカオ高騰で改定幅の大きいソリッドチョコへの影響が懸念されたが、板チョコやハイカカオ系のソリッドチョコは数量ベースでも前年を上回るなど、不安を一掃する伸長となった。チョコスナックもポケット品は堅調だが、大袋(ファミリーパック)は苦戦。

 好調が続くビスケットはパッケージビスケット(箱物)、大袋とも特売頻度が上昇したことでソフトビスケット、半生とも堅調。キャンディは、好調が続いていたのど飴がやや伸び悩み、グミはハード食感系も一段落し、ソフト系が伸長している。チューインガムは前年2月以降の大幅伸長の裏返しで前年を割ったが、デンタル系とともに板ガムも好調に推移している。また、熱中症対策の塩飴・塩系錠菓も月初めから伸長。4月中旬以降発売のため生産・備蓄していた予定販売数量を前倒しで消化しており、昨年を上回る売り上げとなりそうだ。

 本紙が推計したカテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で100%と推定。

 

▼以下略

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