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2024年7月5日
上期のRTD、無糖とHBがけん引し5%増
6月は景気停滞と出荷日減で微減
本紙が推計した上期(1~6月)のRTD販売実績は、主要6社計※で前年同期比105%の約9,187万箱(350ml×24缶換算)となった。無糖系とウイスキーハイボール(HB)がけん引し、前年上期を5ポイント弱上回る伸び。23年10月の2度目の増税で割高感が強まったビール系エコノミーカテゴリーからの消費移行もプラスに働いた。(※サントリー、キリンビール、アサヒビール、宝酒造、サッポロビール、合同酒精)
サントリーは、無糖が大きく伸びた「-196」、「タコハイ」がけん引した「こだわり酒場」、「角ハイ」が揃って2ケタ増。キリンも無糖がハイペースで伸びた「氷結」がほぼ2ケタの伸び。ほか、宝酒造「焼酎ハイボール」、サッポロ「濃いめの」ブランド、アサヒ「贅沢搾り」「GINON」などもプラスで推移した。
上位20銘柄計(ブランド計を除く単体)の構成比は76.4%、前年同期比は111.6%。価格帯構成は、スタンダードが93%(前年同期96%)、プレミアムは7%(4%)。前年同期比は同順で108.5%、177.9%。一方、度数別構成は、アル分7%以上の高アルコールが36%(38%)、4~6%のミドルが29%(26%)、3%以下の低アルが6%(8%)、その他(複数度数にまたがる銘柄)は28%(28%)だった。度数別前年同期比は、同順で106.8%、126%、83%、112.8%。
6月単月の6社計は前年同月比99%。長期間のわたって実質賃金がマイナスとなり、先行きの不透明感が強まっていることを背景に景気が停滞、これに出荷日減(1日)も響いた。
▼以下略
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