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日刊食品通信
2024年6月27日

5月首都圏酒類卸商況、4%増


ウイスキーは値上げ後も数量落ちず

5月の首都圏酒類卸商況は104%程度と推定。引き続き好調を維持する業務用は110%程度、家庭用も比較的安定し前年並み。昨年のコロナ5類移行からの裏返しによる減少が予想されたが、「酒類計では意外とよかった」(卸筋)との声が比較的多かった。ただし、金額ベースで増加も、数量は落ちているところもあり、必ずしも楽観的ではない。また、首都圏や都市部の業務用は好調も、地方では回復しておらず、エリアにより差が出ている。

 ビール類は103%。ビールは106%程度。新発売「晴れ風」がオン。「黒ラベル」がCM効果で若年層に人気。「赤星」はネオ居酒屋やもつ焼き屋などで好調。各社主力品好調。発泡酒(旧新ジャンル含む)は微減。質の向上するビアガーデンに期待する向きも。RTDは106%と好調を維持。「氷結mottainai」(5月7日発売)がオン。日本酒は95%。温度帯提案、フローズン提案、ソーダ割などの提案で活路を見出す動き。焼酎甲類は前年並みで安定。梅の不作で35%は奮わず。一部でお茶割提案は好調。焼酎乙類は97%ほど。7月8日から全国展開する「KIRISHIMA No.8」に期待感。「だいやめ」は好調で「味の濃さが合う」として焼き肉店で伸びているとの声も。ワインは105%。輸入ワインは高額品が好調。低価格帯は苦戦でビール類やRTDに流出の模様。「ペリエ・ジュエ」が引き続き伸長。甘味果実酒の伸長は「酸化防止剤無添加のおいしいスパークリングワイン。」(7月中旬刷新予定)の好調と見られる。ウイスキーは120%ほどか。「値上げしても数量が落ちない」。テキーラは伸長率が高く、期待が高まる。

 

▼以下略

 

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