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2024年6月25日
6月前半流通菓子出荷、高気温響き2%減
錠菓・ラムネや塩キャンディ品そろえ拡大
6月前半の流通菓子出荷実績(21日現在)は、気温の上昇と一部メーカーの価格改定により2%減となったようだ。前年6月も大手メーカーの価格改定・規格改定がありポケット商品中心に初旬から中旬にかけて順調に推移したが、今年6月の価格改定では定番商品の改定率が高かったため5月に仮需が発生。月明けの1、2週目での発注が抑えられたようだ。
その一方で、値ごろ感の高いスナック菓子やビスケットでの特売頻度が増えるなど、店頭での販促策が増えてきた。さらに、塩分補給の錠菓・ラムネ、塩キャンディは大幅増となった前年の経験を踏まえ、早めの店頭展開が進み、好調な荷動きとなっている。
カテゴリー別では、ビスケット、スナック菓子、キャンディが好調。ビスケットはソフトビスケット・クッキー、半生が新商品が寄与。ハードビスケットは大容量サイズが低調。スナック菓子は、出荷が始まった県産馬鈴しょを使用した新じゃが使用のポテトチップスの発売でポテト系が伸長。小麦系、コーン系はスーパー、ディスカウントでの特売など販促が拡大。成形ポテトもチップスで新商品やPB商品の新投入で増勢。
価格改定で荷動き悪化が懸念されたチョコレート類も、スタンダートな板チョコで105~110%と主要商品で価格差が発生したことで伸長。チョコスナック、センターアソートは前年並み、チョコスナック、子ども商品は前年を割った。大袋商品は前年並み〜微減。
▼以下略
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