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日刊食品通信
2024年6月24日

チーズの支出金額、東京都心で1万円に迫る


 チーズの支出金額が増加している。昨今の値上げの影響が一因だが、コロナ禍で家庭での調理用途が拡大し、喫食機会が増加していることも見逃せない。

 23年(1~12月)のチーズ1世帯当たりの購入状況(総務省家計調査・二人以上の世帯)は、支出金額は6,964円で6.4%増。一方、購入数量は3,440gで9.4%減。値上げを反映し、数量ベースの落ち込みが大きくなった。

 家庭用チーズの支出金額は09年に4,000円を上回り、16年には5,000円台をクリア。19年は支出金額が初めて6,000円を超えた。20年はコロナ禍に見舞われ学校休校を余儀なくされた2月以降に過去例の無い伸長したが、21年は反動でわずかながら減少。しかし22年は期中2度の値上げの影響から2.7%減と2年連続で減少した。

 23年は数量ベースで大幅減となる一方、金額ベースでは20年(6,788円)を上回り過去最高を更新。値上げによる消費減とは裏腹に、チーズの美味しさや栄養面などの機能性に対する一定の評価が継続していることを示している。

 購入状況を地域別にみると、支出金額は10地域中、北海道と北陸を除く8地域で増加。購入数量は四国と沖縄の2地域で増加した。

 金額ベースは、四国(26.7%増)を筆頭に、沖縄(22.9%増)、九州(10.5%増)、関東(8.2%増)、近畿(6.5%増)、東海(3.2%増)、中国(3.1%増)、東北(1.6%増)で増加する一方、北海道(0.4%減)、北陸(6.8%減)で減少。

 

▼以下略

 

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