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日刊食品通信
2024年6月20日

ツナ類バンコク相場、反転上昇


FADs禁漁前に船主・トレーダー強気

 ツナ缶の主原料であるカツオ・マグロバンコク相場は、反転上昇に転じた。カツオは、昨2023年8月にUS$2,100をマークし、17年10月に記録した最高値(US$2,350)に迫った後、9月以降は軟化、年明け24年1月はUS$1,500、2月はUS$1,450、3~4月はUS$1,400まで下落したが、直近5月はUS$1,450と上昇した。一方、キハダは、22年7月(US$3,600)に過去最高を記録した後、緩やかに軟化基調をたどり、22年下期から23年上期にかけてUS$3,450をキープ、同年9月にUS$3,000を割り込み、11月以降は今年4月までUS$2,800で推移したが、5月はUS$2,850と底を打った。

 大手ブランドによれば、直近5月末現在のバンコクカツオ相場はUS$1,450程度。中西部太平洋の漁模様は、西部(ミクロネシア・PNG周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)ともに並漁で推移している。目下、大相場こそ横ばいに推移しているが、7月から始まるFADs禁漁に先立ち船主・トレーダーは強気の値上げ交渉を継続しており、今後の相場は堅調に推移する見込み。 

 キハダは、世界的な原料不足の影響を受け、相場は上昇した。中西部太平洋での混獲率が引き続き低位で推移し、EU船の主要漁場であるインド洋からの供給量も減少しており、今後の相場は堅調に推移する見込み。

 これに先立つ5月中旬現在、バンコクカツオ相場はUS$1,450程度。中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)ともに並漁で推移した。

 

▼以下略

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