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日刊食品通信
2024年6月4日

5月のビール販売、再び2ケタ基調に


エコノミーカテゴリーは2ケタ減

 本紙が推定した5月の国産大手4社ビール販売は、好調が持続する業務用需要を背景とした各基幹銘柄の続伸に、好スタートを切ったキリンの新製品「晴れ風」が加わり、前年同月比112%強となった。2ケタ伸長は2ヵ月連続で、低温や降雨で消費が抑制されて98%強にとどまった3月を除き、今年4回目。業務用展開を強力に推し進めている「サントリー生ビール」や、キリンとサントリーの糖質ゼロ商品、「サッポロラガービール」なども高率で伸ばした。

 一方、ビール以外のエコノミーカテゴリー(旧新ジャンルと発泡酒)は89%強にとどまった。大型連休で家庭内消費が抑制されたのも一因だが、無糖チューハイへの消費移行も響いた模様で、ビールを加えたビール類缶製品としても前年同月並みに終わったようだ。

 内訳は、旧新ジャンルが82%弱、発泡酒は106%弱。旧新ジャンルから発泡酒への規格変更による入り繰りが続いている。3カテゴリー計は100〜101%で、構成比は、ビールが54.4%(前年同月48.7%)、旧新ジャンルが28.1%(34.6%)、発泡酒は17.5%(16.6%)だった。

 これを受けた1~5月のビール販売は前年同期比110%強。4月時点を0.6ポイント上回った。各基幹銘柄とも順調に伸ばしているが、「サッポロラガービール」「サントリー生ビール」「キリン一番搾り糖質ゼロ」「サッポロ黒ラベル」などは2ケタ~2割超の伸長率をみせているようだ。

 

▼以下略

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