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2024年5月31日
24年自家製梅酒商戦、青梅不作高値で異変
ヒョウ害の「理由あり南高」等店頭に
5月下旬から梅酒用「青梅」の店頭販売がスタート、6月上旬にピークを迎える「自家製梅酒作り商戦」が本番を迎えた。
商戦では、和歌山、群馬ほか各産地の「青梅」と焼酎甲類のアルコール度数35度(ホワイトリカー)、氷糖(氷砂糖)や上白糖ほか糖類、「梅酒」用のガラスびん容器などで売り場が設けられる。
今年はそんな売り場作りに異変が見られている。これは主役の「青梅」が極端な品薄状況あるため。全国の約6割の出荷量を持つ和歌山県産が暖冬での着果不良と3月下旬のヒョウ害を主因に、主力の品種「南高」の出荷は平年の約50%ほどに止まっている。その影響が店頭での販売価格にも現れているほか(平年の2倍くらい)、小売店も「青梅」の物量確保そのものにも苦労している。
写真は都内23区内のスーパー店頭。「ヒョウ害の理由あり南高梅」を1kg税別980円で販売。「理由あり」でも、梅酒作りには影響がないことをJAグループ和歌山のポスターを添えて告知している。また別のスーパーでは、例年店頭に並ぶ「南高の秀・優クラス」を、1kgではなく半分の500g小袋で税別980円で販売していた。
▼以下略
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