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日刊食品通信
2024年5月23日

4月首都圏酒類卸商況、5%増


新商品「晴れ風」によりビールがけん引

 4月の首都圏酒類卸商況は105%程度と推定。開花時期のずれは良い影響。ビール新商品効果、ウイスキーの需要継続が全体をけん引した。業務用は110%台、家庭用は1ケタ増程度と見られる。

 ビール類は106%。ビールは4月2日に新発売した「晴れ風」がオンして110%程度。若手タレント起用も奏功。「一番搾り」とのカニバリはあまり起きていない模様。各社主力のびん・樽も引き続き好調で「赤星」は伸長。「ネオ昭和系の居酒屋でも流行っているようだ」(卸筋)。発泡酒(旧新ジャンル含む)は前年並み。RTDは108%と引き続き伸長。新商品「GINON」も好評。緑茶商品強化の動きも。「炭酸が無いとたくさん飲める」など食中酒を意識。日本酒は99%。小~中容量、香り系は良いという声も。焼酎甲類は107%ほどで「キンミヤ」が存在感。焼酎乙類は105%と健闘。芋は黄金千貫以外の品種での研究開発の動き。ワインは1ケタ減~1ケタ増と幅が出た。値上げによりシャンパーニュは好調銘柄の動向に差が出た。「ペリエ・ジュエ」は好調。一部で甘味果実酒が好調の動きも。ウイスキーは需要が高く110%超。値上げの影響で一部低価格品は減少したが、全体的に需要は変わらず。品薄を受けテキーラが増加した話も。

 5月はコロナ5類移行の裏返しもあり、前年並みで着地予想。そこまで悪くないという見方もあるが、GW明けにややブレーキか。

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