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日刊食品通信
2016年10月17日

秋冬みそ市場、“減塩”“無添加”が継続


新商品の配荷は順調、生みそは平年並み

 今秋冬のみそ市場は、上半期に続き好調な出足となった。9月の市場全体の売り上げは本紙の推定で前年比103〜5%、10月も前年実績を上回る見通し。9〜10月にかけての気候が冷涼であったことや、和食ブームの影響、健康志向などが背景にあると見られる。特に即席みそ汁などみそ加工品は大きく伸長、8〜9月にかけて各社が投入した秋冬新商品の配荷も順調に進んでいる。生みそについては平年並みで大きな伸びは見られなかった。市場のトレンドは“減塩”“無添加”が今後も継続すると思われる。

 業界最大手のマルコメは柱の「料亭の味」シリーズが好調。「タニタ食堂」シリーズなどの減塩商品や、今秋刷新した生糀みそ「プラス糀 無添加 糀美人」も順調、今後の伸びに期待をかける。ハナマルキは今秋投入した「スグ旨カップ」シリーズが好調。カップより袋物中心だったSMなどからの引き合いも多く、配荷が順調に進んでいる。ふたを開けて湯を注ぐだけの簡便性の高さと、ごみの減量が高く評価された。無添加シリーズも良好。ひかり味噌は9月期で前年比120%と大幅に増加。「円熟」シリーズを柱に売上を伸ばした。10月には中京・関西地区でテレビCMを放映、無添加みその拡大に注力する。また、創業80周年を記念した店頭販促を展開、未導入店舗への拡大をねらう。健康志向への対応も、減塩比率を上げる方向。マルサンアイは、今秋の新商品「毎日えごまオイル味噌汁」が付加価値商品として高い評価を得て順調に配荷が進んでいる。「こども味噌汁」は、知育玩具など従来の食品取り扱い業種以外からも引き合いがあり、新たな販売チャネル拡大につながっている。

 

▼以下略

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