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2024年5月7日
1Qのビール販売、各容器が伸長
エコノミー停滞で3カテ計の缶は減少
本紙が推定した今1~3月の容器別ビール販売(国産大手4社)は、好調な飲食店需要と2度の減税が追い風となり、缶、びん、業務用樽のすべてが伸びた。3月は低温・降雨の影響でマイナスとなったが、ともに2ケタ増となった1、2月がけん引した。
ビール計が前年同期比108.9%だった中、缶が112.4%(350ml缶113.4%、500ml缶110%)、業務用樽は103.1%、びんも108.1%(中びん113.2%、大びん104.2%)と、それぞれ順調に販売を伸ばした。構成比は、缶が58%(350ml缶38.9%、500ml缶18.2%)、業務用樽30.8%、びん11.2%(中びん7.4%、大びん2.9%)。前年同期の構成比は、缶が56.2%(350ml37.3%、500ml18%)、業務用樽32.6%、びん11.3%(中びん7.1%、大びん3%)だった。缶の高伸長の背景には、各社の基幹銘柄が堅調に推移したことに、続伸する「サントリー生ビール」と4月2日発売のキリン「晴れ風」が上乗せしたことがある。
一方、ほとんどが缶のエコノミー・カテゴリー(発泡酒と旧・新ジャンル)を加えたビール類の容器別販売は、エコノミー需要の停滞(前年同期比89.1%)が響き、缶が97%と前年を下回る一方で、業務用樽は102.6%、びんも107.9%と、好調な飲食店需要に支えられたが、ビール類としては98.4%と水面下に終わっている。
なお、ビール類の容器別構成比は、缶が77.3%(前年同期78.5%)、業務用樽が16.9%(16.2%)、びんは5.8%(5.3%)だった。※詳細を姉妹紙・週刊酒類食品News&解説5月17号に掲載
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