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2024年5月1日
5月流通菓子展望-特売頻度、ポケット品増加
スナック菓子はPBへ大容量サイズが移行
5月の流通菓子展望は、春の商戦のヤマ場であるゴールデンウィーク、「母の日」を迎え、ポケット商品とともに中袋商品の店頭拡大が注目される。特に、ドラッグストアチェーンでの扱いが増えそうだ。今年も2月以降価格改定が続き、店頭価格が上昇しているが、4月後半からポケット商品の特売頻度が上がっており、大袋(ファミリーパック)の値引きが困難な中、比較的価格対応に柔軟性のあるポケット商品の取り扱いが増えている。一方、スナック菓子はPB商品での大容量サイズが増えるなど価格対応が進行。NB商品はパウチを含めた付加価値商品へシフトしている。
流通菓子市場は(金額ベース)は、3月は5カテゴリー(チョコレート・ビスケット・キャンディ・スナック菓子・チューインガム)合計で前年同月比103%と6ヵ月連続で前年を上回った。4月に入っても1、2週からに荷動きが活発で、前半は5%増と好調に推移。中旬から後半にかけては、気温が急激に上昇したため、チョコレートの荷動きがやや鈍くなってきたものの、キャンディ、スナック菓子を中心に堅調で、4月も3~4%増に終わったようだ。
2月の江崎グリコ、ジャパンフリトレーに続き、3月はロッテがチューインガムを値上げするなど価格改定・内容量変更が続いているが、各社定番品を中心に堅調で、ポケット商品の好調が目立つ。昨年の価格改定で荷動き悪化が懸念されたチョコレート類も板チョコを中心に好調を持続。
▼以下略
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