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2024年3月5日
ガム復活への“種まき”、着実に成長へ
ロッテ牛膓社長、噛むことの効用拡大を実感
かつて1,300億円超の市場規模を誇ったガム市場も、現在では約半分までに縮小するなど苦戦を強いられている。「ガムはロッテの創業事業であり、生命線」。1日の社長交代発表で、牛膓栄一代表取締役社長執行役員(写真)は、ガムへの思いを強調した。厳しい状況が続いてきたガム市場だが、昨年年初から復調の兆しが見えている。2018年の社長就任から、復活のためにまいた“種”が5、6年の時を経て着実に成長してきた。そのきっかけと原動力は何か。本紙の質問に牛膓社長は次のように答えた。
今日のガム市場の現状は、2000年代に入っても続いていた。そのような状況下で、一つの突破口となったのは、1998年に新しい甘味料のキシリトールを商品化したデンタルガム「キシリトール」で、「むし歯を予防することから歯を大切にする流れを作ったこと」(牛腸社長)。社長に就任した2018年その分野をテコ入れするために、「その歯と100年。キシリトールプロジェクト」を発足、オーラル分野への取り組みを加速させた。同時に、噛むことの効能がこれからは必要だと考え、「噛むこと健康研究会」を医学、歯学、スポーツ、美容などなど様々な大学の著名な先生と勉強会を実施。その情報を発信し始めた。今では異業種のメーカーも参画し、研究も深まっている。
▼以下略
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