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日刊食品通信
2024年2月28日

MSG輸入大手のFDJ、梅花「廉価版」今春導入


核酸にも注力、3年で500t規模目標へ

 中国最大規模のうま味調味料メーカーの梅花(メイファ)集団の日本総代理店、FDJ(本社・大阪市)の大和敏彦社長は、本紙の取材で「加工用のグルタミン酸ナトリウム(MSG)で新たに廉価版の商品のこの春から日本市場に導入する」とともに、核酸にも注力していくことを明らかにした。

 MSGはコロナ禍以降、原材料・副原料の価格上昇とともに輸入価格は急上昇。さらにエネルギー価の高止まりで2019年比では輸入単価が1.5倍以上上昇している。そのため、23年の中国からのグルタミン酸ナトリウム(MSG)の輸入通関数量が、初めて2万tと国内大手メーカーの生産工場あるブラジル、インドネシア、ベトナムに肉薄。MSGを使う加工食品は安定的な数量と品質から大手との取引が大多数を済めていたが、輸入価格が一時期は1㎏あたり300円近くまで上昇。そのため、ユーザーの加工食品メーカーは、数量確保ため、新たに中国大手品を使うケースが出ているようだ。

 その一方で、ブラジル、インドネシア、ベトナムに比べ輸入単価で100円ほど低い中国品も、最大手の梅花、フフェン、イーピンなど大手の競合が激化し、低価格の提示が増えている。このようは現況について大和社長は、「中国品だから全て同じだと思われているは非常に迷惑」と語る。FDJが梅花総代理店として輸入する加工用MSG「FDJプレミアム」は、日本向けの専用製造ラインを通遼(トンリャオ)工場に設置し日本向け製品の品質向上の取り組みに強化したもの。日本国内の顧客の細かなニーズに対応するもので、包装資材も王子製紙製を使用している。

 

▼以下略

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