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日刊食品通信
2024年2月26日

北海道の清酒、23年も7%増と続伸


 北海道の2023年清酒課税移出数量は合計で3,927kl、前年比107.1%と22年の116.6%に続き好調な推移をみせた(日本酒造組合中央会調べ)。

 一般酒(普通酒)が108.6%と高いレベルで動いたほか、吟醸酒104.0%(うち純米吟醸酒109.1%)、純米酒107.3%、本醸造酒105.8%と、すべてがプラスだった。

 本紙調査による有力蔵の動きを見ると、男山(旭川)は合計で108%。ボリュームが大きい純米酒こそ実績を割ったが、吟醸酒125%、純米吟醸酒129%と高い伸び。また一般酒も123%と好調に推移した。商品では、北海道産米「きたしずく」で仕込んだ純米酒「きたしずく100%純米酒」やTVアニメ「リコリス・リコイル」に登場した清酒を再現した「北海道 泥酔1.8L」を限定発売するなどが話題を呼んだ。

  日本清酒(千歳鶴、札幌)は合計で106.0%。一般酒はほぼ前年並みのほか、吟醸酒123%、純米吟醸酒126%など。昨年1月には新蔵が竣工し、3月から稼働を開始。製造能力も増強している。

 また、オエノングループの合同酒精旭川工場(大雪乃蔵、北の誉ほか)も積極的に“北海道”を前面に打ち出した訴求を行っている。ワイングラスで楽しむ「Chateau TAISETSUNOKURA」シリーズへ注力しているほか、とことん北海道にこだわり、「北海道クラフト清酒№1」を目指していく。なお前期のグループでの清酒出荷も前年実績を確保。金額では業務用の再開などが寄与し、104.6%としている。

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