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日刊食品通信
2016年10月5日

発酵乳、秋の新商品出そろう


プロバイオティクス効果のある商品目立つ

 発酵乳の主要各社の秋の新商品が出揃った。今年の傾向としては、プロバイオティクス効果のある商品が目立ち、次いで簡便性や嗜好性に訴える商品が充実している。発酵乳=身体によいものという意識が消費者間に浸透したことが背景にある。今年4〜8月までの市場実績を振り返ると、4、5月は2ケタ増、6月以降2ケタには届かないものの、7%増強と高い伸びとなった。下期もこの伸びが継続できれば、昨年度は届かなかった4,000億円突破は確実、4,300億円到達も視野に入ってくる。秋冬はインフルエンザの流行などでさらに発酵乳の需要が高まるシーズンだけに、商品の動向が注目される。

 明治は、プロビオシリーズのR−1から新フレーバーとなるドリンクタイプの「グレープフルーツミックス」を発売した。R−1はレギュラータイプに加えて、低糖・低カロリー、フルーツタイプなどアイテムを充実させ、ユーザーの裾野を広げる取り組みを展開。また、ブルガリアヨーグルトについては、今秋はドリンクタイプが充実。フルーツタイプののむヨーグルトとして、果汁を高濃度に配合した「濃醇搾りグレープ」を投入したほか、3本パックは、手軽さと継続飲用のしやすさを伝えるパッケージにリニューアル。また、女性の摂りたい栄養素上位にランクインする鉄分を手軽に摂取できる商品も発売した。

 雪印メグミルクは,高齢化が進む中で、“漠然とした健康感+より明確な機能性”を求める傾向が強まっていると分析し、秋の新商品は健康意識の高まりへの対応と、新たな価値提案を軸とした。

 

▼以下略

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