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日刊食品通信
2024年1月26日

1月前半流通菓子5%増、年始需要が好調


箱ビスケット、キャンディが市場をけん引

 日刊経済通信社推計による1月前半(23日まで)の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計で105%と年末年始の在庫の消化が進み好調に推移している。2週、3週目での発注が高水準で2ケタ増となったメーカーも出ている。

 チョコレート、ビスケットは、荷動きが回復してきたが、洋酒系チョコレートはまだ期待値まで上がってきていない。特に、チョコレートは各社で板チョコが引き続き堅調に推移。ナッツ系やポケット物のチョコスナックもポケット物が動く。ビスケットは、クラッカーで一部定番ブランドが販売休止で他ブランドへスイッチが出ている。キャンディ、スナック菓子は伸長が続く。キャンディではのど飴、グミがけん引。前年同月は龍角散「のど飴」が休売したことで、他ブランドへ需要が流れたが、発売再開でのど飴トータルでは上乗せになった。スナック菓子は、袋ポテトチップスが年末年始の特売などプロモーションが寄与し、2ケタ増に。また、割安感のあるコーン、小麦系のスナックも特売採用が増えたことで増勢となっている。また、受験生応援商品の荷動きが好調。森永製菓「大粒ラムネ」に代表される機能を訴求した商品が伸びている。

 年末から価格改定により販売の鈍化が予想されたが、大袋商品はやや伸び悩むものの、箱物などレギュラーサイズのビスケットの特売頻度が上昇するなど、販促が増加し市場活性化につながっているようだ。大袋が苦戦するなかスナック菓子では、ビッグパックを中心に大袋の販促機会が増え、小袋の3連パックなどツルシ商品も店頭露出が拡大したことも、好調の一因となっている。

 

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