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2024年1月16日
12月流通菓子出荷4%増、年末需要旺盛
大袋で一部特売頻度上がるも、苦戦続く
日刊経済通信社推計による12月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計で104%と3ヵ月連続で前年を上回った。チョコレートを中心とした冬季限定商品やイチゴ商品も荷動きは堅調で、9月以降の価格改定の影響はそれほど見られず、数量ベースでも前年を上回る商品がみられるなど、ここ数年では最も年末需要が旺盛だった。特に、最終週での流通からの発注が多かったためか、当初予想は前年並み~微増だったが、数ポイント追い上げたようだ。
冬季限定商品でも10月の発売当初に苦戦していたチョコレート、ビスケットは、荷動きが回復してきたが、洋酒系チョコレートはまだ期待値まで上がってきていない。キャンディ、スナック菓子は、12月に入っても伸長が続く。キャンディではソフトキャンディ、グミがけん引、スナック菓子は、袋ポテトチップスが新製品の投入や特売などプロモーションが寄与し、前年を大きく上回る水準となったようだ。
また、相次ぐ価格改定で特売価格が上昇した中では、割安感のあるコーン、小麦系のスナックも特売採用が増えたことで増勢となっている。
一方、大袋については、価格改定により特売頻度が減少し販売の鈍化が予想されたが、年末を前に一部ビスケットで特売頻度が上がる一方で、商品間で価格差が広がり、結果的には販売増につながらなかったようだ。
カテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で102%と推定。ソリッドチョコは98%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは106%。
▼以下略
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