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日刊食品通信
2024年1月9日

23年ビール販売、年末に失速し6.7%増


3カテ計、2年連続の実績クリア逃す

 本紙が推定した国産大手4社の2023年ビール販売実績は、前年比106.7%の約1億7,308万箱(大びん換算)となった。12月が終盤の失速で105%弱と期待を大きく裏切り、11月累計からは0.3ポイント後退した。昨年12月が前年実績を下回っていただけに、期待値と実績のギャップは大きい。

 一方、流通大手PBの規格変更で底上げされている発泡酒は12月も110%弱と続伸。年間では111.6%の約5,005万箱。また、2度の増税を経た新ジャンルは12月も76%弱と大幅減少が続き、85.1%の約1億1,246万箱に終わった。

 3カテゴリー計は12月が95.5%、年間では98.9%の約3億3,559万箱。2年連続の前年実績クリアには360万箱強届かなかった。カテゴリー構成比は、ビールが51.6%(前年47.8)、発泡酒が14.9%(13.2%)、新ジャンルは33.5%(39%)だった。

 なお、本紙推定による23年の販売数量上位10銘柄は、「アサヒスーパードライ」「キリン一番搾り」「サントリー金麦◎」「キリンのどごし生◎」「サッポロ黒ラベル」「本麒麟◎」「クリアアサヒ◎」「アサヒスタイルフリー※」「キリン淡麗グリーンラベル※」「サントリー ザ・プレミアム・モルツ」となっており、規模は縮小してもエコノミーカテゴリー(◎新ジャンル・※発泡酒)の底堅さを表す結果となっている。

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