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日刊食品通信
2023年12月21日

12月前半流通菓子出荷、一部大袋で販促拡大


チョコスナック大袋で特売頻度上がる

 日刊経済通信社推計による12月前半(19日まで)の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計で103%と前月の好調を維持している。

 10月の発売当初に苦戦していたチョコレート、ビスケットの冬季限定品は、荷動きが回復してきたが、洋酒系チョコレートはまだ期待値まで上がってきていないようだ。チョコレートは各社で板チョコが引き続き好調に推移。ナッツ系やポケット物のチョコスナックなども堅調。ビスケットは、ソフトビスケット・クッキーは10、11月発売の新製品が順調に推移している。

 キャンディ、スナック菓子は、12月に入っても伸長が続く。キャンディではのど飴、グミがけん引、スナック菓子は、袋ポテトチップスが新製品の投入や特売などプロモーションが寄与し、2023年年間でも前年を大きく上回る水準となったようだ。また、相次ぐ価格改定で特売価格が上昇したなかでは、割安感のあるコーン、小麦系のスナックも特売採用が増えたことで増勢となっている。

 価格改定により販売の鈍化が予想されたが、年末を前にビスケットなどの特売頻度が上昇するなど、販促が増加し市場活性化につながっている。箱物は9月以降店頭価格が下がり、消費者物価指数でも2ヵ月連続で下落。12月に入るとスナック菓子のビッグパックを中心に大袋の販促機会が増えている。また、小袋の3連パックなどツルシ商品も店頭露出が拡大。特に、チョコスナックは、今年中盤まで販促が抑えられていたが、11月中旬以降は急速に増えている。需要が増える年末年始にかけては、さらに特売を含めた販促が増えそうだ。

 

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