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2023年12月12日
11月流通菓子出荷、4%増(本紙調)
チョコレート、キャンディがけん引
日刊経済通信社推計による11月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、前年比104%と2ヵ月連続で前年を上回った。菓子の秋季商戦がスタートした9月は96%と5ヵ月ぶりに前年割れ。猛暑日・真夏日が続いたことと、一部メーカーの価格改定・内容量改定で特売価格が上昇するなどマイナス要因があったにもかかわらず、10月以降は各社主力ブランドが好調に推移した。
11月は天候に恵まれたこともあり、週末の外出機会が多かったことから、ポケット商品が好調。大袋商品は価格改定の影響で苦戦が続いているが、年末商戦を前に購買を刺激する販促も実施されるケースが増えたことで復調の兆し。また、この時期恒例となったイチゴ関連商品も荷動きが好調で、ビスケット、チョコレートの底上げに寄与している。
9月からの価格改定で消費動向が懸念されたチョコレートもチョコスナックなど一部カテゴリーで影響が出ているものの、各社主力ブランドでは堅調。特に、板チョコなどソリッド系が好調だった。小袋・パウチタイプ商品も冬季限定商品の投入で伸長している。
カテゴリー別推計値は、チョコレートが合計で103%と推定。ソリッドチョコは105%、そのうちハイカカオ・機能性チョコは108%。センターアソートは98%。ナッツチョコは100%。チョコスナックは105%。大袋は90%。小粒・子どもチョコは106%。ビスケットは合計で102%と推定。ハードビスケット96%、ソフトビスケット104%、クラッカー98%、半生ケーキ106%、大袋96%。
▼以下略
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