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ツナ類バンコク相場、軟化も高値圏
ツナ缶の主原料であるカツオ・マグロバンコク相場は、軟化傾向にあるものの引き続き高値圏にある。特にカツオは4月以降、8月までUS$2,100で推移し、2017年10月に記録した最高値(US$2,350)に迫ったが、直近11月はUS$1,650と10月(US$1,800)、9月(US$1,950)に続いて下落した。一方、キハダマグロは過去最高値となった昨22年7月(US$3,600)にピークアウトして以降、23年5月までUS$3,450で推移、その後6~7月はUS$3,200、8月はUS$3,000、9月US$2,950、10月US$2,850、11月US$2,800と続落しているが、直近安値(20年下期US$2,000台前半)に比べると、依然高値水準にある。
大手ブランドによれば、11月末現在のバンコクカツオ相場はUS$1,600~1,700程度。中西部太平洋の漁模様は、西部(ミクロネシア・PNG周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)共に好調に推移している。好調な漁模様を背景に製品成約も進んでおり、原料需要が増えることから今後の相場状況に注視が必要な状況。これに先立つ11月中旬現在、バンコクカツオ相場はUS$1,600~1,700程度。漁模様は中西部太平洋の西部(PNG・ミクロネシア周辺)、東部(ナウル・ツバル・キリバス周辺)共に好調に推移した。原料供給量が回復傾向にあるなか、タイパッカーが強気の値下げ交渉を行った結果、相場は下落した。
キハダは、EUにおける取り引きは活発ではないものの、需要の減退により相場はやや下落した模様。インド洋での係船措置により供給量が先細る見通しであるため、こちらも今後の漁模様に注視が必要な状況にある。
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