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2023年12月4日
11月のビール販売、15%強の増加
3カテ計で2年連続プラスは微妙
本紙が推定した11月のビール販売実績は、国産大手4社計で前年同月比115%強となった。昨年11月が前年の飲食店需要「解禁」の反動で92%強にとどまっていたこともあるが、継続する飲食店需要の回復と減税効果に後押しされ、各社基幹銘柄が軒並み2ケタ増となったほか、新製品効果も上乗せした。
一方、2度目の増税となった新ジャンルは75%弱。流通大手PBの発泡酒への移行も下押しした。その発泡酒は124%弱と見かけは大幅増だが、PBも含めて消費実態は芳しくなく、新ジャンルと発泡酒の計は87%程度だった。
3カテゴリー計では101%強と辛うじて2ヵ月連続のプラスだった。ちなみに発泡酒は9ヵ月連続のプラス、新ジャンルは14ヵ月連続のマイナスとなっている。
これを受けた1~11月累計は、ビールが前年同期比107%、新ジャンルが86%強、発泡酒は112%弱、3カテゴリー計では99%強。ビール類として2年連続で前年を上回るか否かの攻防ラインにある。
年間着地がビール108%、新ジャンル85%、発泡酒112%の場合は3カテゴリー計で前年比微減、同条件でビールが109%の場合はほぼ前年並みの試算だが、それには12月のビールが124%程度まで伸長する必要がある。
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