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日刊食品通信
2023年11月21日

上場菓子大手4社第2Q、定番品好調が寄与


値ごろ感の高い小袋・パウチタイプが上乗せ

 上場菓子メーカー大手4社の2024年3月期第2四半期決算は、コロナ感染者の減少による人流の回復と昨年に続き春先実施した価格改定が順調に進んたことにより各社とも増収増益となり、売上高営業利益率が改善した。特に、森永製菓はinゼリー群の好調などプロダクトミックスが奏功し、12.9%と大幅に増加した。

 半面、通期業績については、円安に伴う原材料・エネルギー価格の高止まりによるコスト増が続くものの、9月以降の再度の価格改定により増収を予想。前年下期がコスト増で低調に終わった裏返しで大幅な増益を見込んでおり、通期でも増収増益予想が大勢となっている。

  価格改定により売価上昇は、特売価格にも影響。特に、大袋商品が20~40円程度上昇したたことで、特売頻度が減少。半面、値ごろ感の高い小袋・パウチタイプを各社定番ブランドで展開したことで、従来のポケット商品と合わせて大きく伸長している。

 カルビーの国内スナック菓子は112.8%。本紙推計でチップス合計は114%。価格改定が寄与した。ベーシックチップスは114%、メルト系116%、厚切り99%、堅あげ122%、PB123%。スナックは118%。価格改定したチップスに比べ値ごろ感が高いことから需要が高かった。

 

▼以下略

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