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日刊食品通信
2016年9月16日

今夏の清涼飲料実績、1%増


貯金を作っての下期スタート

  本紙が推定した16年夏(6〜8月)の清涼飲料販売実績は、前年比で1%増となった。

 今夏は6月が昨年3%増と高ベースだった影響もあり、1%減と微減。7月は後半に関東で梅雨明けが遅れたが、西日本での猛暑の影響や中旬までの好調を維持し1%増。8月も引き続き西日本で猛暑となり、後半は関東で台風上陸などがあったが、昨年8月下旬に天候要因で消費が失速した裏返しもあり3%増とプラスで着地した。

  6〜8月の累計では1%増にとどまったが、昨年の6〜8月累計が4%増と高ベースだったことを踏まえれば健闘したと言える。なお14年比では5%増。また、今年1〜8月の累計でも3%増と堅調。貯金を作っての下期スタートとなっている。

 

 カテゴリー別では止渇性飲料である無糖茶やミネラルウォーターを中心に活発化。特にミネラルウォーターはフレーバーウォーターが好調で、健康志向の消費トレンドの流れに乗り、大きく拡大した。炭酸飲料はブランドによりバラつきがあるものの全体としては堅調で、無糖炭酸の新商品投入などが寄与。スポーツドリンクは、7月単月はプラスで推移したものの8月に停滞し、大幅伸長には至らなかった。ほか、コーヒー市場は8月までは好調に推移しており、最盛期となる秋冬でのさらなる消費拡大が期待される。

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