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2016年9月12日
8月の流通菓子出荷、2%増
チョコは前年値上げ一巡で8%増に
日刊経済通信社調べによる8月の流通菓子出荷実績(金額ベース)は、合計で102%と堅調に推移したようだ。前年7月のソリッドチョコ、ナッツチョコの主力アイテム値上げが一巡したことで、チョコ全体を押し上げたことと、チョコ、ビスケットでの“ハロウィン”商品の出荷が始まったことが上乗せた。また、前年に比べ8月発売の秋季新商品が少なかったことから、一部メーカーでは(8月発売品が)単月実績に大きく寄与した。反面、カテゴリーを問わず定番品の荷動きが低調で、チョコスナック、ハードキャンディでその影響が大きく出ている。
カテゴリー別では、チョコレートがトータル108%。ソリッドチョコは130%と推定。定番品値上げが一巡したことと高カカオチョコ、機能性タイプチョコが依然として好調。ナッツ系は142%。主力品の値上げが一巡したことが要因。チョコスナックは84%。秋季新商品が少なかったことと各社定番商品の低調が響いた。 ビスケットは合計102%。ソフト・クッキータイプは94%、ハード系92%と前月に比べて荷動きが低調。クラッカー系は110%、半生タイプも108%といずれも好調が続く。
キャンディは合計で97%と推定。ハード系はのど飴、フルーツ系とも低調で90%。ソフト系も「96%と前年割れ。グミは108%と定番商品、子供向け商品が寄与。キャラメルは96%。 スナック菓子は合計101%を見込む。ポテト系はトータル102%、うち袋生ポテトチップス101%、成型ポテト104%。コーン系は94%、パフ、チップスともに苦戦。小麦系は前年並み。
▼以下略
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