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日刊食品通信
2016年8月19日

上期流通菓子、1%増と堅調(本紙推定)


“イースター”商品数増え拡大

 本紙推定による2016年上期(1〜6月)の流通菓子市場は、出荷金額で前期比101%と堅調に推移したようだ。前年7月にソリッドチョコ、ナッツ系等で棒上げによる価格改定の影響が懸念されたものの、高カカオチョコレートが一昨年からの好調を持続するなどマイナスをカバー。2016年は出荷金額で107.5%と伸長したビスケットも、クッキー系、半生系が好調。さらに、春先の大型イベントとして期待が集まる“イースター”も参加メーカー・商品が増えたこともあり約2割増となった模様。

 チョコレートは102%と推定。前年7月に板チョコの主力アイテムとナッツ系チョコで価格改定を実施。板チョコは年末までにほぼ9割まで回復したものの、ナッツ系は特売頻度の減少が大きく響き6割程度の回復にとどまった。その一方で、高カカオチョコレートの勢いは衰えず、ナッツ系やチョコスナックなどにも拡大するなど増勢は続いている。チョコスナックは各社定番商品が引き続き好調で、期間限定品の投入もあり前年を上回ったようだ。

 ビスケットは103%と推定。ソフトビスケット・クッキー系は、高品質訴求商品の拡大で好調。クラッカー系もおつまみ需要や食事代替での用途拡大で伸長。半生タイプも2ケタ近い伸長になるなど、カテゴリー全体をけん引。

 

▼以下略

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