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2016年8月17日
7月の中京・関西酒類市場
中京 ビール類が低調
(名古屋)中京の7月のビール類市場は前年を割った。全国平均とほぼ同じ水準となった。ビール本体も小幅ながら実績を割ったが、実績オーバーする印もあり、比較的堅調だった。料飲市場も需要低調で、樽も実績割れ。
清酒も出荷ベースは低調。営業日の2日減が影響、大半の銘柄が2ケタ減となった。洋酒は前年並ペース。国産、輸入とも頭打ち。ハイボール商材の伸び悩みが目立った。ワインは前年割れ。輸入は比較的堅調。
関西 業務用の不振が主要酒類に影響
(大阪)関西地区7月の酒類販売概況は、ビール類合計で約2%の減少。ビールは前年並みを確保、発泡酒、新ジャンルとも約4%の減少。上、中旬は順調な販売状況を見せたが、下旬の伸び悩みが響いた。ビール需要の適温を超えた猛暑と、長期化する家庭用での買い控えが重なっている模様。中元ギフトも百貨店の早割り受注は好調に推移したが、後半はやや減速ぎみ。清酒は灘、伏見の大手で平均6%減、地方酒有力銘柄も約5%減で、飲食店需要は大幅減。外飲需要そのものが縮小する傾向を見せている。家庭用は720mlびん、2Lパックとも1,000円までの価格帯に購買が集中。小商圏立地の量販店舗のなかには、3Lパックが棚落ちしているところも散見される。900mlパックはCVSでの品揃えで拡大傾向。焼酎乙類はこれまで同様、上位3社が前年比超え。甲類は約10%減。清酒と同じく業務用での減少が影響している。
▼以下略
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