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2016年8月5日
カゴメの上期業績、収益構造改革で成果
寺田社長「野菜飲料が好調推移」
カゴメの寺田直行社長は3日、専門紙との決算説明会で「野菜飲料が好調推移、上期は増収増益」とコメント。過年度からの収益構造改革の効果は中計初年度で現れた。連結売上高43億円増収、5%増、営業利益29億円増収、77%増。内訳は国内事業が野菜飲料好調で4%増の36億円増収。国際事業は15年度連結子会社化のPBI社が寄与し6%増の13億円増収となった。営業利益は国内事業67%増の18億円の増益、国際事業145%増の6億円増益となる。
飲料事業は7%増、25億円増収、17億円増益と、野菜飲料の多様化ニーズの先取りが奏功し市場をけん引。この多様化ニーズの先取りについて①機能性表示食品のトマトジュースを発売し追い風となった ②常温ドライ商品からチルド温度帯へ需要がシフトするなど鮮度に着目した新商品発売が貢献 ③気分転換・小腹満たしなど新たな飲用ニーズを捉えた飲用需要を創出したことの—3つの要因を指摘し売り上げに貢献し、テレビCM、新聞、店頭展開など効果的な展開も回転率アップに繋げた。食品事業は低塩メニューの提案を発信、トマトケチャップなど健康需要創出など市場掘り起こしで2ケタ増推移。トマトソースではトマトパッツァ提案が家庭用・業務用で営業活動による売り上げ効果を高め下期にも期待。農事業は機能性野菜の高リコピントマトが好調推移、供給拠点が増加し、需給対応力強化で増収。ギフトは商品の絞り込みで減収だが増益となった。
▼以下略
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