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2016年8月2日
7月のビール類販売、異常気象に翻弄
ビールの年初累計もマイナスに
本紙が推定した7月の大手4社ビール類販売実績は、異常気象と料飲市場の冷え込みを背景に前年同月比95.6%となった。マイナスは3ヵ月連続。
2社の苦戦が響いたビールは同97.0%で2ヵ月ぶりのマイナス。新ジャンルは1社がプラスとなったが同93.6%と3ヵ月連続のマイナス。発泡酒も同94.8%で13ヵ月連続のマイナスだった。カテゴリー構成比は、ビールが53.8%(前年同月53.0%)、新ジャンルが32.9%(同33.6%)、発泡酒は13.4%(同13.5%)。
これを受けた1〜7月累計は、6月時点から0.5ポイント後退の前年同月比97.9%。ビールは0.6ポイント後退して同99.4%とマイナスに転じ、新ジャンルも0.9ポイント後退の同98.1%、発泡酒は0.5ポイント改善の同92.2%となった。カテゴリー構成比は、ビールが50.1%(前年同期49.3%)、新ジャンルが35.9%(同35.8%)、発泡酒は14.0%(同14.9%)だった。
関東甲信地方の梅雨明けは平年よりも7日遅く、昨年よりも18日遅い7月28日。8月以降の消費の盛り上がりが期待されているが、ウエートが大きい7月のマイナスを取り戻すのは容易ではない。今後、各社が様々な追い上げ施策に力を入れてくることが必至となっている。
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