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2016年8月1日
森永「冷やし甘酒」フル生産、7月過去最高へ
夏場の売り上げ急伸、美容・疲労回復でも注目
気象庁は7月28日午前に関東甲信越地方が梅雨明けしたと発表、昨年より18日遅い梅雨明けとなったが、夏物商品がいよいよ本格的な需要期を迎えた。中でも、伸張著しい甘酒は、3月15日放映のテレビ朝日「林修の今でしょ!講座 春の豪華3時間SP」の「話題の甘酒のスゴい力を学ぼう講座」で甘酒の快眠や免疫力アップ、目の下のクマや肌荒れに効果が期待されることなどが放映以降、需要が急激に高まり、品薄状態が続いている。最大手の森永製菓は、放映後の“瞬間風速”では3倍増、当月内での2倍増と急伸。4月に入っても好調が続いた。日本酒メーカーの大関も「甘酒」が一時期3倍増になるなど、夏場の甘酒への期待が高まっている。
土用の丑の日前日の7月29日、森永製菓は“土用の丑の日にはうなぎと甘酒”の訴求のため、中央区日本橋人形町・甘酒横丁の「双葉」店頭で「森永冷やし甘酒」のサンプリングを実施、1,000本を配布した。「冷やし甘酒」は、ここ数年の熱中症対策需要で2015年5〜8月の出荷実績は10年比で7倍増と急伸。菓子食品営業部食品・ウイダー営業グループの中野一宏課長によると、5月以降も勢いは衰えず、フル生産が続いているという。さらに、7月も複数のテレビでの放映もあり、「青缶は7月単月では過去最高に迫る勢い。参入メーカーも増えているが、当社が市場を引っ張っていきたい」と話した。
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