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日刊食品通信
2016年7月20日

日東ベストの大沼社長、事業概況語る


九州にアレルゲン対応工場、ベトナムに子会社

 日東ベストの大沼一彦社長(写真)は19日、都内のホテルで記者会見を行い、前3月期決算概要と今第1四半期の販売概況などを説明。特に、アレルゲン(卵・乳不使用)対応のおかず新ブランド「フレンズミール」を立ち上げ、九州ベストフーズを同ブランドの専用工場にすることや、ベトナムに子会社を設立し、現地市場を対象とした加工食品・畜肉原料の製造販売を展開していく方針を語った。会見には内田 淳会長、山本時夫常務、鈴木清信常務が同席した。

 前3月期は増収増益。円安基調で輸入原材料価格の高騰が続いたほか、競争激化で厳しい経営環境だったが、お客様ニーズを捉えた商品開発、迅速な対応に努めた。利益面では、販売促進や生産効率の改善、商品構成の見直しが奏功した。

 

 主力の冷凍食品部門は、畜肉フライ品や袋入り畜肉調理品が増加したことで、売上高は417億8,900万円(前年比4.3%増)。販売分野別では、給食向けが前年比103%。学校給食、病院・介護施設が伸びた。惣菜向けは103%。全般に商品導入が進み拡大した。外食向けは107%。新規開拓が奏功した。分野別の売上構成比は、給食30%(前期30%)、惣菜46%(同45%)、外食24%(25%)。今第1四半期は予算通りで順調に推移している。なお、4月1日付で日配食品事業を会社分割により、新設した㈱爽健亭に承継した。

▼以下略

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