日刊食品通信 記事詳細
バックナンバーへ
2016年6月30日
「回復、より確かに」ヒガシマル淺井会長
高付加価値商品群を拡充
ヒガシマル醤油の淺井昌信会長は28日、専門紙記者との懇談の中、引き続き差異化された商品による高付加価値化を進めている16年度について、「業績回復の第一歩を踏み出せた昨年度に劣らぬ増収増益を目指す」との姿勢を示した。
冒頭、淺井会長は売上高が前年度比101.1%の187億円強、経常利益は約4割増の7億1,800万円と増収増益となった15年度業績に触れ、「業績回復の第一歩を記すとしていた公約を果たせた。しょうゆは若干のマイナスだったが、『ぶっかけうどんつゆ』シリーズ、『牡蠣だし醤油』『白だし』『まろやかごまぽんず』『うどんスープ』などが好調に伸長、各種コストダウンと原価償却負担の軽減により経常・税引後ともに利益も大幅に増えた」と説明。16年度については、「上期(1〜6月)もわずかながら増収となっており、業績回復の2年目と位置づけ、前年度に劣らない増収増益(190億円・8億円)を目指す。しょうゆの消費活性化に注力しながら、差異化された高付加価値商品群を一段と伸ばすとともに、コストダウンを徹底させる」とした。また、設備投資に関しては、「500mlと1LのPETライン更新に約5億円ほど投資するが、大きな予定はない」と説明した。
また、岡田信一常務は営業概況について、「昨年度は近畿・中国・四国・九州の堅調に加え、名古屋以東、とくに首都圏の業績が好調だった。東日本の好調には『うどんスープ』や高付加価値商品群が大きく貢献した。今期はその分東日本のハードルが高くなっているが、西日本がそれを乗り越えるかたちで順調に推移、全社的に目標をほぼ達成できた。
▼以下略
サービスのお申し込みにつきましては、お電話またはフォームよりお願い致します
- お申し込みにつきましては、弊社が受信確認後、お客様にご確認事項を通知してから、書籍とご請求書を郵送致します。
- 電子版、紙版どちらも下記よりお申し込みになれます。