カルビーが2015年秋に発売を予定していたものの、発売延期となっていた成型ポテトチップスが８月１日北海道、22日に東北地区で発売され、成型ポテトチップスに本格参入する。

　成型ポテトチップス市場への参入は、15年３月23日の事業戦略発表会で、伊藤秀二社長が「２種４品を投入し、最終的に売上高100億円、市場シェア43%を目指す」など計画を発表し、同社のスナック菓子事業で“空白地帯”であった成型ポテトチップスへの進出で、ポテトスナック全カテゴリーでトップシェアを目指す予定だった。しかし、製造時の歩留り問題などで計画が先延ばしになり、今年５月13日の2016年３月期決算説明会でも、松本　晃会長は「今期中には発売する」と具体的な発売時期は明らかにしなかった。

　今回発売するのは、「ポテトチップスクリスプ　うすしお味」「同　コンソメ味」で115ｇ入りと50ｇ入りの２種４品。食感はパリッとした食感を強く、後からサクサクとした口どけ感を両立した独自食感。フレーバーも代表的フレーバー２種を採用し、練り込み型でなく表面にまぶした。さらに、筒型パッケージのふたをに樹脂キャップを採用し外れにくく携帯性に優れた筒型パッケージを採用。

　発売地区は当面は、北海道、東北地区の地区限定で、首都圏、全角展開については未定。