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日刊食品通信
2016年6月21日

平成27年度アルミ缶R率、輸出分含み90%達成


リデュース率も目標クリア

 アルミ缶リサイクル協会は17日、都内で平成27年度の事業実績を報告した。ボトル缶の出荷増などで国内飲料用のアルミ缶需要数量が前年比10%増となる中、使用済缶(UBC)のリサイクル率は輸出分含み目標値の90%を確保し、リデュース率も目標値を達成。遠藤政宏理事長らが概要を次の通り説明した。

 平成27年度実績=リサイクル率は、2015年の輸出通関統計分からUBCの公表が始まったため、これを従来の国内再利用量に加えて把握できるようになった。結果輸出分含め90.1%、国内のみでは77.1%となり、目標値を達成した。CAN TO CAN率は11.3ポイントアップし74.7%。基準年の04年に対し、15年までに1缶当たり4.5%の軽量化を目指すリデュース率は、1.32g減の7.8%で2年連続の目標達成。サイズの小型化、胴と蓋の薄肉化が要因となった。
 
 平成28年度計画=自治体への広報活動、UBC国内循環や集団回収への取り組みに努め、引き続きリサイクル率90%以上を目標とする。一般消費者に対してはアルミ缶回収優秀小・中学校の表彰制度、教材の貸し出し、修学旅行時などにおける来協学習の受け入れ。リサイクル施設の見学会やエコプロダクツ出展などマスコミ向けを含めた情報提供にも積極的に取り組む。リデュース率は、仕様改善による軽量化が限界に近づきつつあると思われるが、0.5〜1%程度の比較的穏かな推移は可能であると見込み、20年までに04年比10%の軽量化を目指す。

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