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日刊食品通信
2016年6月17日

1〜5月の訪日外客数1千万人弱、15%増


伸び率下がるも、通年2,200万人ペースに

  日本政府観光局(JNTO)が15日発表した5月の訪日外客数は、189万4,000人、前年同月比115.3%増、1〜5月累計では972万8,200人、129.1%増と5月単月、累計とも過去最高を更新した。今年度は、1月185万1,895人(152%)、2月189万1,375人(136.4%)、3月200万9,549人(131.7%)3ヵ月連続で30%超となったが、4、5月と2ケタ台の伸長にとどまった。

 国別では、中国が50万7,200人、31.0%増で、5月として過去最高を記録。熊本地震を受け、訪日意欲の減退が心配されたが、同月も底堅く推移しており、訪日市場への影響は軽微と見られる。また、昨年のピーク時を上回るクルーズ需要があった他、航空座席供給量の拡大や個人旅行需要の増加が需要を後押しした。

 台湾は、37万5,500人、10.5%増と中国と同じく5月として過去最高を記録。熊本地震を受けて、九州への団体ツアーの予約が伸び悩んでいるという旅行会社もある中、立山黒部アルペンルートの人気に合わせた小松、富山線の臨時増便や、日本国内の複数の空港から当該ルートを訪れるツアー商品が造成された。また、新たな訪日クルーズの催行や、格安航空会社(LCC)による特別キャンペーンなども訪日意欲を喚起する要因に繋がり、堅調に推移した。

 

 香港は、14万人、16.1%増で、5月として過去最高を記録。円高傾向に加え、昨年5月と比べて今年は連休日数が少なかったが、桜時期の混雑を避けた訪日需要や航空座席供給量の拡大、昨年度末に実施した動画広告や航空会社と共同のトラムラッピング広告などの訪日旅行プロモーションが需要の押し上げに貢献した。

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