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日刊食品通信
2016年6月13日

5月の流通菓子、1%増(本紙調)


中旬の荷動き鈍化が影響

  日刊経済通信社推定による5月の流通菓子出荷実績(金額ベーズ)は、合計で101%となったようだ。ゴールデンウィーク(GW)が比較的好転に恵まれ小売り堅調であったものの、GW明けからに動きが鈍化、中旬から下旬までに各社とも苦戦が続き、GW前の在庫消化が進んだ20日以降に荷動きが活発化したが、中盤の停滞は大きく微減にとどまったようだ。また、夏向けの“塩”関連商品についても、前年同月は5月投入のメーカーが多かったものの、今年は6月投入も増えるなど、発売日の“月ズレ”によるマイナスの影響。さらに、前年7月から定番チョコレートを中心に価格改定が実施による、仮儒が5月ごろから一部発生したことも響いたようだ。

 カテゴリー別では、チョコレートはトータル105%と推定。ソリッドチョコは101%。板チョコは昨年の価格改定に伴う仮儒の反動もあり80%と苦戦したが、高カカオタイプのチョコレート好調が前年に続き、180%と好調。ナッツチョコは、アーモンド、マカダミアとも苦戦し60%台。チョコスナックは、定番品と大袋が好調で112%。

 ビスケットは合計103%と推定。ソフトビスケット・クッキーは横ばい、クラッカーは106%、半生は104%と堅調。スナック菓子は98%と推定。ポテト系は合計で前年並み。生ポテトチップスは105%と苦戦するものの、成型ポテトは106%、シューストリングは微減。コーン系は96%減、小麦粉系は93%とそれぞれ苦戦した。

 

 キャンディは合計95%。ハードキャンディ前年並み、グミ104%、ソフトキャンディ95%、キャラメル86%。チューインガムは合計94%。デンタル系は引き続き堅調なものの、小粒板のマイナスが響いた。

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