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2016年6月7日
千葉粉の前期売上高210億4,100万円、2%減
製粉部門は販売数量増で増収
千葉製粉は3日、15年度決算説明会を都内で開催。2016年3月期は売上高210億4,100万円、前年比2%減、営業利益2億6,500万円、31.2%減、経常利益3億3,500万円、26.5%減、当期純利益2億2,800万円、37.6%減だった。
沼山勝己社長(写真)は「製粉部門では、値上げや販売数量増により増収。機能素材は、化粧品素材レオパールは順調だったが食品用品質改良剤が振るわず。プレミックスは、前期の二次加工メーカー商品のヒットによる反動があり、全体では減収となった」と説明。また、製粉工場の能力増強工事で粉体加工棟建設の減価償却費、年金資産運用の不調による退職給付の増加、食品用品質改良剤の原料である卵白の高騰などで減益となった。
第11次中期計画の2年目となる今期は、来年5月稼働予定の粉サイロに着工し、一連の粉設備の増強が完了する。また、工場見学を積極的に実施し、理解を深めていく。機能性素材では、タイの製造・販売会社を核として東南アジアへの拡販を進め、国内では独自素材開発製品によるマーケット拡大と新規市場獲得を目指す。プレミックスでは大手二次加工メーカーのニーズに応える提案を、一般には新商品の開発を継続してニーズを捉えていく。今期も減収減益見通しだが、実行段階ではプラスを目指す。 なお役員人事では、常務取締役に加瀬晴久氏と芝山浩二氏、非常勤取締役に泥谷英樹氏を選任した。
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